松葉のダイオキシン調査実行委員の活動を通して

大気中の汚染状況を調べるには、吸収物質が一番安定している常緑のクロマツが最適です。地上150㎝を目安にクロマツを採取しました。

クロマツを使ったダイオキシン調査に参加しました。3年に一度行われているこの調査は、すべてを市民の手で行うことにより、利権に左右されない純粋な調査結果を得る活動です。調査費用はカンパを募り、松葉は各地の仲間が集め、そしてそれを整理して研究機関に送る、文字にすると簡単なスリーステップですが、一つ一つ地道な苦労のあるものでした。

 この活動を通じて、私自身改めてダイオキシンのこと、大気汚染のこと、ごみの分別、焼却炉のことなどを考え学ぶことになりました。

「ダイオキシン」という単語は知っていても、それがなぜ発生するのか、どう環境や身体に悪いものなのか、単語ばかりが有名で中身が知られていないものになっているように思います。

 ダイオキシンの発生の6割はごみの焼却によります。プラスチックと生ゴミなどを一緒に燃やすことにより起きる化学反応で、ダイオキシン類や有害金属類が生じているということでした。燃やしているごみの20%未満のプラスチックの混入であれば大きな問題ではない、ということでしたが、2015年度の数値で19.45%となっており増加傾向は明らかです。今後再び大きな問題になってしまうのではないかと不安が募ります。

 そしてその毒性は発がん性、生殖毒性、免疫毒性など多岐にわたり、目に見えない大気汚染により私たちの身体が蝕まれていくのは恐怖でしかありません。

 焼却炉の性能が良くなり、プラスチックは燃やしても大丈夫!実際プラスチックは可燃ごみの自治体があります。プラスチックを資源として分別しても、分別していない自治体と同じ焼却炉で燃やしているということも起きています。一体全体、何が正しいのでしょう?

 市民の手で調査し、監視していくこと、ダイオキシンを解決された問題にせずに、目を光らせ続けることが重要であると、意義を感じる活動となりました。